Buddha-Workshop-Fの日記

仏像彫刻師の弟子をしています。

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

仏像彫刻の弟子日記その9

昨日の続きです。↑見本とする仏頭と顔パーツが同じサイズになるよう精密なコンパスでサイズを測りながら鉛筆で眉、目、鼻を書きます。↑鉛筆で書いた目、鼻、口を彫刻刀で彫り始めて行きます。↑その後、途中で彫刻刀を研ぎながら彫り進めて行きます。ここまで…

仏像彫刻の弟子日記その8

昨日の続きです。先ずは、ここまで粗彫りをします。そして次に、おおよその眉、目、鼻、口の位置を決めますが、見本にする仏頭顔パーツの位置通りにトースカンで測りながら鉛筆にて線を引きます。

仏像彫刻の弟子日記その7

今週末、都知事からの外出自粛要請がありましたが、食品類の買い出しは大丈夫との事で出かけました。併設されているホームセンターで、電気のこぎりを発見のこぎり作業は思いの外とても重労働なので、思い切って買ってみました。今回の仏頭で使用するのこぎ…

仏像彫刻の弟子日記その6

お地蔵様頭部を製作する際は、角材を大まかな形になるまでノコギリなどを使って削ります。向かって右側は、角材をノコギリで切りました。そして左側は更にスマートガーバー(電動彫刻刀)で削っていきます。なるべく彫刻刀は仕上げで使いたい為です。次回、…

仏像彫刻の弟子日記その5

仕上げ作業は、木の表面を木に気づかれないように優しく丁寧に彫刻刀で削って行きます。それがとても難しい。木の方が気づかないでくれたら、それが一番楽なのですが、木は繊細で、ほんの少しの指の乱れも気づいてしまいます。木が人間だったら、生きにくい…

仏像彫刻の弟子日記その4

仕上げ作業は難しい。根気との戦いです。

仏像彫刻の弟子日記その3

朝から晩まで、はたまた夢の中でも、お地蔵様のお顔彫りの練習を毎日行なっておりますが、なかなか上手く行かない日も多々あります。そんな時の気分転換は本を読むこと。こちらの本は師匠の生徒さんからお借りしています。本の中に、「常に堪え難きを堪え、…

仏像彫刻の弟子日記その2

早朝から彫刻刀を研ぎました。先ずは荒砥石で研ぎ始めます。その後、仕上げ砥石で仕上げ研ぎをします。私は1本研ぐのに30分かかりますが、研ぐのは神経を集中するので、4本も研ぐとクタクタに疲れてしまいます。研ぎの作業はとても難しく、まだまだ練習が必…

仏像彫刻の弟子日記その1

私は仏師の弟子なので、毎日出来るだけ長く彫刻刀を握るようにしています。彫刻刀を握らない日はありません。今はお地蔵様のお顔彫り8体目で、一体一体出来上がった時には最新に仕上がったお顔が一番良いな、と思うのですが、次のお顔が出来上がった時は、一…

仏像彫刻教室のお知らせ

東京都文京区目白台にて、毎週土、日曜日、仏像彫刻教室を行なっております。2020.3月現在、日曜日教室は生徒さんが定員数を超えている為、土曜日コースのみの募集となります。見学も随時受付ておりますので、ご興味ある方はお気軽にお問い合わせ下さいませ…