Buddha-Workshop-Fの日記

仏像彫刻師の弟子をしています。

仏像彫刻の弟子日記その40




上野、東京国立博物館で開催中の特別展 国宝聖林寺十一面観音 三輪山信仰のみほとけ展に行って来ました。


基本的には事前チケット制で当日券がない場合があるようです。


日頃から師匠に

(国宝になっている仏様を沢山見るようにしなさい。そして何とか真似が出来るようになりなさい)


と言われていますが、本日、指などの細部にまで表情がつけられている観音様に圧倒され、兎にも角にも毎日精進しなければ、と改めて思いました。

この頃思うのは、弟子になったからといって、時が経てば仏像が彫れるようになる訳ではないな、と。


より良く彫れるようになるためには、毎日毎日の努力の積み重ねだなと実感しています。


そして上野駅から出ている、南くるりんバスに乗り、浅草橋にある砥石と彫刻刀の専門店、[森平]に行きました。



現在、800番と2000番のキング砥石を使っていますが、お店の方に勧められて1000番と4000番を買ってみました。


今まで、800番砥石は、使う1時間以上前から水に浸していましたが、こちらの砥石は事前に水に浸さないで良いそうです。


明日早速使ってみますが切れ味がどうなるか楽しみです。